子供のころモーツァルトの
クラリネット協奏曲が好きだった。
できたばかりの市民オーケストラの指揮者だった鈴木先生は、
ベートーベンをベートーベンらしく演奏するよりも
モーツァルトをモーツァルトらしく奏でる方が難しいとも言っていた。
今は少しだけ分かるような気がする。
モーツァルトの音楽は3000Hzを越える高音域。
頭脳が覚醒し意識を目覚めさせるエネルギーがあるのだそうだ。
クラリネットの音域は4オクターブくらい。
オーケストラ全体だと7オクターブちょっと。
ピアノもそれくらい。
人間が心地よく聴こえるのはこのくらいですね。
さて、我がヴォルフガング(犬)たちは?
犬の可聴範囲は最高47000㎐~65000㎐。
ピアノの鍵盤をさらに48鍵付け足した高音です。
人間には到底聴こえません。
犬は人間よりも断然音に敏感で、
高い周波数を聞き分けられる。
なんて素敵で過酷な世界。。?
ヴォーールフィーーーー!
と呼んでも振り向かないのは
聞こえないのではなくて
完全に無視してるんですね。
1音の1/8の音程差まで聞き分けられる犬。
私のへっぽこテルミンは、うちのモーツァルト君には
どう聴こえているのか?
彼がしゃべれなくて本当によかった。
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